1番目の寄港地ベトナムから次の寄港地シンガポールまでは中2日の船内生活。
久しぶりに地上に降り立てたからか、船内の空気がなんだか明るい気がする。

あらためて、着岸から出港までの流れを振り返ってみようと思う。

船が港に近づくと、寄港地の国旗が甲板に掲げられる。
国旗の隣に掲げられる紅白2色の旗は、船を先導するパイロットが乗り込んでいるという合図らしい。

港の出入りの時に船を誘導してくれるパイロット船」

ベトナムでの寄港地、ダナンは貿易港の一面も持つので、港にはコンテナが所狭しと積み上げられていた。
ずっと船から見る景色は海だけだったので、陸の風景が広がっているのがなんだか不思議な感じ。
着岸後、まとめて入国手続きが行われる。パスポートは船側に預けているので、私たちは入国審査が終わるのを待つだけ。
インドでは空港と同じように一人一人対面審査があったが、他の国では船側が一括で入国手続きを終わらせていた。
全員の入国手続きが済むと、船内に「上陸許可が下りました」というアナウンスが流れる。
あらかじめ決められた「帰船リミット」(この時間までに船の上に戻ってこなくてはいけないという時間)までの間は、何をしても自由だ。
一人で自由行動しても良いし、何人かで街に繰り出しても良い。
船側が企画する「オプショナルツアー」と呼ばれる有料ツアーに申し込んでおけば、港から貸し切りバスで目的地を回ってくれる。
ツアーの内容もバラエティ豊かで、定番の観光地を巡るものもあれば、現地の学生と交流するツアーや、料理体験をするツアーなどもある。

ベトナムの港では、交流ツアーの相手である現地の学生さんがソーラン節を踊って歓迎してくれた。
出港時にも見送りに来てくれて、交流ツアーに参加したメンバーは皆名残惜しそうだった。

出港時には、船首でロープを操る船員さん達が大忙し。
全ての出発準備が整うと、またゆっくりと船は海に出ていく。
港によっては紙テープを投げて出港セレモニーをすることも。
段々と遠ざかっていく街をずっと眺めていられるのも、飛行機では味わえない、船旅ならではの素敵な時間だな、と思う。
<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>