どちらかというと若者が多いイメージがあったピースボート。
乗ってみて、想像以上にシニアの方が多いのに驚いた。
今回のクルーズの乗客は900人弱程らしいが、その6割以上が60歳以上のシニアの方だと思う。

形式上、仕事をリタイア後に船に乗られている世代の方を「シニア」と呼ばせて頂いているけれど、皆さん私の親より年上とは思えないほど若々しくてパワフル!
参加の仕方も皆さんそれぞれで、老後の余暇として夫婦で乗船されている方、日本に旦那さん、奥さんを残して単身参加されている方、第2の人生のパートナーを見つけることを結構真剣な目標にして乗ってこられている方、色々だ。
中には、毎年のようにピースボートに乗っていて、今回で世界4周目、なんていうツワモノのおじいさまもいらした。
驚いたのが、夫婦で乗船しているにも関わらず、それぞれ別々の人たちと相部屋をしているご夫婦がいらしたこと!
夫婦で2人部屋を一室借りるより、それぞれ男女別の4人部屋にした方が、友達もできるし、安く済むから、だそう。
普段は別行動で、時々待ち合わせをして一緒にご飯を食べるらしい。
まるで船内別居!?色々な楽しみ方があっておもしろい。
日本には「飛鳥」や「ぱしふぃっくびいなす」などいくつか世界一周クルーズがあるけれど、その中でピースボートは大分特殊だと思う。
他のクルーズはいわゆる豪華客船。至れり尽くせりのサービスを受けられるのに対し、ピースボートはLCC(格安航空会社)のようなもの。
ゴージャス感は無いし、サービスレベルも正直あまり高くない。
今日夕食時にお話しした富山県のご夫婦も、はじめは豪華客船でのクルーズを検討していたそう。
「でも、参加者がシニア世代ばっかりで、老人ホームのような雰囲気になってしまうのが嫌で、ピースボートにしたの」と言っていた。
「不便なこともあるけれど、普段なかなか話す機会のない若い人達とお友達になれるから楽しい」とのこと。
確かに、船内では年齢関係なく皆友達、みたいな雰囲気があるので、私も60代、70代の方を○○ちゃんとニックネームで呼んだりしている。

船内で自主的に折り紙教室を開いて友達を増やしている方も。
今日ご一緒した富山の奥様からは、
「最近の女の人は自分で働いて、暮らしているけれど、あんまり強くなり過ぎたらだめよ。旦那や子供に『私は何もできないから、あなたお願いね』と一生言い続けていたら、皆しっかりして、一生懸命働いてくれるのよ」
と、なんとも耳に痛いアドバイスをいただいた。
こうやって人生の大先輩方のお話を聞けるのは、とても貴重な機会だなぁ……としみじみ。
<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>