日本でもすっかり定着しつつある「婚活」ですが、お隣中国にも存在します。
そして、こちらはどちらかというと親が主役です。
特に上海のような都会では、(中国基準で)晩婚化が進んでいて焦った親達が、子供を紹介しあって、目ぼしい相手を探すことが盛んになってきているようです。
写真はある休日の午後の光景。
上海の中心部にある人民広場という大きな公園の一角に、婚活対象者のプロフィールがずらーっと貼り出されています。余裕で1000枚以上はありそうです。
紹介業者がまとめて紹介文を掲示しているものもあれば、個人で手書きの紹介文を書いて木の枝にぶら下げているものもあり。
中には親が子供の紹介文を持って、ずらっと並んでいるエリアもありました。
紹介文をちょっと読んでみるとこんな感じ。
男 680番
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84年生まれ、身長180cm
高卒、職業 大手鉄鋼会社の運転手、月収2,000元
宝山区に2LDKの持ち家有
未婚、悪い趣味無し
性格極めて良、明朗
希望相手の条件
163㎝以上、大学卒
公務員もしくは医者もしくは小中学校の数学か英語の教師
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女 1592番
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87年生まれ、身長162cm
大学卒、上海人
不動産会社勤務、月収7,000元
自分の特徴 明朗、おおらか、親切、活発、聡明、善良、知識豊富、容姿端麗、
希望相手の条件
年齢 81年~86年生まれ 未婚
身長 170㎝以上
学歴 大卒以上
月給 6000元以上
希望条件 健康、向上心がある、誠実、事業が上手くいっている、上海に持ち家がある、親孝行である、悪い趣味がない
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中には自分を褒めちぎり過ぎていたり、希望相手の条件が極端に高かったり、と突っ込み所満載な紹介文もあり、なかなか楽しめます。
そして、気になった人がいれば、番号を控えて紹介業者に連絡したり、付近にいるその人の親や関係者に声を掛けて出会いが始まるようです。
公園には↓こんな感じで、子供を紹介し合う親世代の群れがたくさんあります。
プロフィールの掲示を熱心に見たりメモを取っている人も大部分が親世代。
子供のプロフィールを持って立っている親同士、気になる相手がいたら、直接交渉に入って、さっさと子供同士が会う段取りを決めてしまうのです。
いやーさすが中国、同じ婚活でもスケールが違うなぁとしみじみ感じて帰ってきたのでした。
ちなみに結婚相手選びの際、かなり重要な条件は「男性が持ち家を持っているか」ということです。最近では上海など都市部での地価はかなり高騰していて、普通のサラリーマンが家を買うことは相当難しくなっています。
しかし、新婚生活用の持ち家が無いと、そんな男性は甲斐性が無い、と奥さん側の実家から結婚の承諾をもらえなかったりするようで。そのため、かなり郊外になんとか家を購入し、職場まで何度も電車を乗り継ぎ2時間以上掛けて通っている・・・といった、日本と同様の現象が見られるようになっています。
特に地価が高騰し続けている上海の婚活市場において、「上海に既に家を持っている」ということは、何よりのアピールポイントになるのです。