私自身ここ1年程ですっかりワイン飲みになっているのですが、
3月に上海に行った際、中国のワイン事情も急激なスピードで
変化していることを実感しました。
経済成長著しい中国では、嗜好の欧米化も急速に進んでいます。飲酒の分野では、この数年で急激にワインをたしなむ文化が広まり、中国が世界最大規模のワイン消費地となりつつあります。
上海在住の先輩もワイン好きということで、最近発見したという
お洒落ワインバーに連れて行ってもらいました。
本当にここは中国?と思ってしまう位の洗練されたお店です。
客層としては、欧米人が6-7割で、あとは中国系(地元の方なのか、香港系なのかはわかりませんが)
といった感じでした。
上海市内には写真のようなお洒落なワインショップやワインバーが続々とオープンしています。
中国でワインと言えば、油や味の強い中華料理に合う、どっしりした赤ワインが定番。これまで紹興酒を飲んでいたところを、同じような濃さ、重さの赤ワインに置き換えていっているような感覚でしょうか。
輸入品としては、フランスボルドー地方の赤ワインが主流になっています。写真のラベルにも「法国(フランス)」「波尔多(ボルドー)」と書かれています。
おつまみのチーズもお洒落。
カマンベールチーズの中にトリュフクリームが入っていて美味でした。
上海では、こんなお洒落もできるのです。
その多様性が大きな魅力ですね。
中国国内でもワイン作りが盛んになっていて、今や世界第5位のワイン生産国になっているとか。特に中国山東省東部に位置する煙台はフランスのボルドー地方と同じ緯度に位置しており、気候も似ているということで、上質なワインが生産できると評判です。
ただし上海にてお洒落なワインショップを何店舗か回ってみたところ、どこも置いているのは輸入品のみ。それがブランド力を高める意味があるようで、「うちは輸入ワインのみですよ。中国国産ワイン?そんなものは置いていません。」といった反応でした。このようなワインショップの主力商品はフランスの赤ワイン。最近はチリやアメリカのものも輸入し始めています、とのこと。イタリアのワインは知識が無いと少し取り扱いが難しい、とのことで、流通量はまだ限定的なようです。全体として白ワインの品揃えはかなり限られています。
一方街のスーパーマーケットには中国国産ワインが多数並んでいます。価格は1本400円~3,000円程度までさまざま(もちろんもっと高い中国産ワインも存在します)。ただ、中国ではまだまだ嗜好品の価格は高い為、ワインの価格も中国産だからといって極端に安いわけではありません。最安値のワインの価格としては、日本の方が安くなっていると思われます。
中国でもどんどんワインをたしなむ文化が広まっています。中国の資産家の中には、ヨーロッパのワイナリーを買収して、自分たちのためにワインを生産し始めるところもあるとか。
しかし、中国の富裕層がワインに本格的に目覚めたら、
その財力と熱心さで、世界の名だたるワインが中国市場に
独占される日も近そうですね。。。