ゴーストマンスがやってくる

シンガポール生活

今私がシンガポールでやっている仕事は、ホテルが主なお客さんなので、営業に行っては、ホテルの担当者と世間話をしています。

その時に「最近ビジネスはどう?忙しい?」というような話を振るわけですが、

最近「まあ8月はゴーストマンスだから商売にならないけどね。9月から忙しくなるよ」

というコメントをよく聞くようになりました。

私は勝手に「オフシーズン、閑散期=人がまばらだからゴーストマンス」(人がいない街=ゴーストタウンと同じような意味で)と呼んでいるのだと解釈していたのですが、

「ゴーストマンスって何月何日からだっけ?」「7月27日からだよ」
という会話を聞いて、頭の中が???でいっぱいに。

調べてみたところ、旧暦の7月(今の8月)は中華圏で鬼月(ゴーストマンス)と呼ばれるそう。

地獄の門が開いて「鬼=死者の霊魂」がこの世に帰ってくる月、ということで、日本のお盆と似たような感覚ですね。


シンガポールは国民の7-8割が中華系なので、街中のあちこちに中国系仏教の祭壇が置かれていたりして、中華圏の思想が大きな存在感を持っています。


ホーカーという街中の食堂にも、必ずといっていいほど供え物をする場所があります。

話をゴーストマンスに戻すと、この期間中には、自分の祖先の霊だけでなく、身寄りが無くさまよう飢えた霊(餓鬼、ハングリーゴースト)もこの世に帰ってくると考えられています。
このハングリーゴーストをなだめるため、家の外に食べ物を供えたり、紙幣に見立てた紙を燃やしたりするのだとか。

そういえば、と思って見返してみたら、ゴーストマンスの写真、ありました。

良く考えてみたら、私2年前は世界一周の途中で、去年は就職活動で、
8月前後にシンガポールに来ているんですよね。

このゴーストマンスの期間中、中華系シンガポーリアンは、不動産や車、旅行など
大きな買い物や、結婚などの大きな決断を控える習慣があるのだとか。

特に結婚式はゴーストマンス期間中には挙げない、というならわしのようで、

それでホテルは「ゴーストマンス=商売あがったり」なのですね。

その他にも色々なイベントがあるらしいゴーストマンス。

今年は在住者目線でチェックしてみたいと思います。

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