日本でもお月見の日として定着している中秋の名月の日。
中華圏では中秋節というなかなか大きなイベントです。
中国や台湾では祝日になるのですが、残念ながらシンガポールでは普通の日。
でもチャイナタウンを中心に、色々と盛り上がっています!
シンガポールの中秋節=Mid-Autumn Festival一番の特徴はなんといっても「月餅」(シンガポール的にはMoon Cake)の存在感!
日本の中華街なんかでもよく見かける中国伝統の焼き菓子ですが、この月餅が中秋節の主役といっても良い位です。
月餅は自分たちで食べるだけでなく、お世話になった方々や親戚などへ贈ったりします。
日本の御中元やお歳暮のような感じですね。
この時期のシンガポールは、どこもかしこも月餅だらけ。
五つ星ホテルから地元のお菓子やさん、食品メーカーなど、あらゆるところがオリジナル月餅を作って売り出していて、さながら月餅戦争です。
スキンケアブランドのショップまで、店頭にオリジナル月餅を並べていたのにはびっくり。
特にシンガポールの名だたる五つ星ホテルは、箱のデザインから月餅のフレーバーなど、
あらゆるところにこだわり抜いて、その年のオリジナル月餅を作り上げます。
私が今働いている職場はホテル業界がお客さんなので、ホテル側の担当者からの「私から月餅買ってよ」攻撃を全面に受けることになります。
聞くところによると、一人一人の月餅の売上が、ボーナスに反映するとかしないとか。。。
1箱5000円位するホテルの月餅ですが、箱が写真立てになったり、そのまま小さな引出しとして使えたり。もうパッケージが立派過ぎて、月餅を買っているんだか箱を買っているんだか、わからなくなるほどです。
会社で何箱か購入した月餅ですが、シンガポーリアンスタッフは食べ飽きていて興味を示さないものの、「空き箱は私にちょうだいね!」と、箱だけは大人気です。
シンガポール月餅事情、もうひとつの特徴は、昔ながらの焼き月餅は、もはやあまり注目されていないということ。
一時期「月餅は体に悪い」という説が強く出回ったようで(月餅の餡の中に卵の黄身が丸々一個入っているのが原因とか)特に若い人は焼き月餅をほとんど食べないようです。
その代わりに、今ニュースタンダードになっているのが、Snow Skinと呼ばれる焼いていない月餅です。
見た目通り、日本の雪見大福的な感じです。
フレーバーにも各ホテル工夫を凝らしていて、シャンパントリュフ味やら、ライチチョコ味やら、
もう斬新としか言いようがないラインナップです。
そんな熾烈な月餅戦争も、中秋の名月の今日でおしまい。
月餅売り場は「1個買ったら1個おまけ」など、絶賛叩き売り状態になります。
ただ単価を下げるわけじゃなく、更に多く買ってもらえるような値引き方法にギリギリまでこだわるところが流石シンガポーリアンです。
日本とは一味違ったシンガポールのお月見の日でした。
そういえば、月は未だ見ていないな。。。
シンガポールでも、花より団子、ならぬ月より月餅、、、ですね。