エクス=アン=プロヴァンスで画家セザンヌの足跡を訪ねる

ヨーロッパ

エクス=アン=プロヴァンスの宿で1泊して2日目の朝。

昨日のどんより空とは大違いの、まぶしい位の青空!

今日はこの街生まれの画家、ポール・セザンヌゆかりの場所を見て歩く。

セザンヌは19世紀にフランスで活躍した画家で、ここエクス=アン=プロヴァンスで育ち、ここで亡くなった人物だ。

街中の道にはセザンヌの名前の付いたブロンズ製のタイルがはめ込まれていて、これをたどっていくと、セザンヌゆかりのスポットを巡ることが出来るようになっている。

セザンヌのアトリエ入口

ホテルから緩やかな坂道を歩いてたどり着いたのが、セザンヌのアトリエ。

こじんまりとした一軒家で、2階がアトリエになっている。

柱の無い空間と、高い天井、大きな窓、と開放的な作り。

セザンヌは果物や花瓶などごくありふれた物をモチーフにして絵を書いているけれど、リンゴに太陽の光が当たっただけでも「絵になる」ような、清々しい雰囲気の空間だった。

このアトリエのもう一つの主役とも言えるのが、アトリエをぐるりと取り囲んでいる庭。

庭といっても整備された庭園風ではなく、ちょっとした林という感じ。

色々な植物が思い思いに育っていて、生命力を感じさせる。セザンヌもこの庭のあちこちで過ごしていたそう。

月曜日の午前中ということで、アトリエを訪れる人もほとんどおらず、ほぼ貸し切りの様な贅沢な時間を過ごさせてもらった。


アトリエを後にして、次に目指すのはセザンヌが何度も何度も絵のモチーフにしていたサント・ヴィクトワール山。

坂道をひたすら歩くこと数十分。良いお天気過ぎて汗だくになりかけたところで、ようやく高台に到着!

「セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山」

「実物のサント・ヴィクトワール山」

同じ景色を200年以上も前にセザンヌも見ていたのかと思うと、変わらずにあり続ける自然って凄いなあ、というか、なんだか不思議な気分に。


高台からの散歩道で、仲の良さそうな老夫婦の後姿を見てほっこり。

さて、そんなこんなでセザンヌの街、エクス=アン=プロヴァンスは満喫したので、列車に揺られてマルセイユへ。

大満足の1泊2日南仏小旅行だった。


マルセイユ中央駅の名物・大階段

昨日どんよりした雲の下で見た時には、なんだか怖く思えたマルセイユの街も、青空の下だと清々しく素敵な街にしか見えない。


マルセイユの旧港エリア

あらためて、天気や空の色って旅にとって大事な要素だなあ、と実感した2日間だった。

<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>

タイトルとURLをコピーしました