ピースボート船内には「水先案内人」という各分野のプロフェッショナルな方々が乗船して来て、講演会やイベントなどを開いて色々な話を聞かせてくれる。
そして新しい水先案内人の方が乗船される度に、有志でお手伝いをする「水先案内人パートナー(通称・水パ)」と呼ばれるメンバーが募集される。
普段はあまりこういうピースボート色の強い企画には参加しないのだが、今回はプロフィールに興味をひかれてヤスナ・バスティッチさんという方の水パになってみた。

ヤスナさんは旧ユーゴスラビアのサラエボ出身。
10代の時に内戦が勃発して住んでいた町が爆撃の嵐になり、家族と離れて一人でサラエボを脱出したという壮絶な経験を持つ方で、今はスイスに住んでジャーナリストとして活動されている。
ヤスナさんの講演で使われたスライド

エジプトでムバラク政権打倒が成功したのは、フェイスブックやブログ等の広まり、革命のプロからトレーニングを受けた若者グループの存在、軍の思惑など、いくつかの要素が絡み合った結果だったことなど、ニュースで何となく知っていた出来事のリアルな姿を、ヤスナさんというすぐ隣にいる人から聞くことができて、色々考えさせられたし、とても身になる時間だった。

平和を願うメッセージとして、爆弾のイラストを他のものに変えるという企画をした。
日本にいるとつい平和ボケしてしまうけれど、世界では今この瞬間にも戦争や貧困で明日もわからない生活をしている人達が山ほどいるのだ、ということを再認識させられた。
今の自分に何ができるわけでもないけれど、少なくともその事実を忘れないようにしよう、と思う。
<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>