グアテマラでマヤ民族の家にホームステイ

中南米


グアテマラの港、プエルトケツァルに到着。

今回の旅では珍しく、1泊2日フルで上陸できる寄港地だ。

周りではティカル遺跡などへのツアーに参加する人が多い様子。

私はどちらかというと、グアテマラの人々の日常生活を覗いてみたいなぁと思っていたところ、同世代のCちゃんと少し年上のAさんがデッキで自由行動の計画を立てているところに遭遇!

自分たちで現地の旅行会社にコンタクトして、ガイドさん付で現地の家族にホームステイする予定とのこと。これは楽しそう!と思い、私もメンバーに入れてもらうことにした。

二人とも好奇心旺盛でアクティブなキャラ。船内の同世代を見回しても、女性陣の方がチャレンジ精神が強く、元気な気がする。


グアテマラは山、緑、湖が多い

というわけで、女3人でのホームステイ旅行に出発!

1泊2日案内してくれるガイドさんも同世代の元気なお兄ちゃんで、色々と話が弾む。


沿道で売られているカラフルな凧

まずは4人で市場までドライブ。沿道には、果物や織物、カラフルな凧を並べて売っている露店が続く。どれも色鮮やかで、見ているだけでも楽しい。


市場には豊富な種類の野菜や果物が並ぶ


マヤ民族の子供たち

グアテマラは中南米の中でも、先住民であるマヤ系民族が今も多く住んでいる国。

ラテン系や黒人が多かったジャマイカ、コロンビア、パナマからグアテマラに入ると、日本人と近い顔立ちのマヤの人々にとても親近感を覚える。

他にも山や緑が多いかったり、季節があって農作物の種類が豊富だったり、日本に近いなと感じるところが多い。


インドでも乗った三輪タクシー、トゥクトゥクをよく見かける

今日ホームステイさせてもらう家は湖の畔の町にある。車からジェットボートに乗り換えて湖を横断。坂道と細い道の多いこの町では、トゥクトゥクが大活躍中だ。


泊まらせてもらったお部屋

日も暮れた頃、ようやくホームステイ先の家族の家へ到着。マヤの民族衣装を着たお母さんが部屋に案内してくれた。ベッドやタオルがカラフルで可愛い。

一息ついたらお母さんの夕食作りのお手伝い。


手作りのかまどに火を起こして夕食作り開始


鍋の隙間にトルティーヤを並べて焼く

グアテマラの主食はトウモロコシの粉で作るトルティーヤ。

粉に水を加えながら手でこねて生地を作っていく。それを手のひら位の大きさに丸く薄く整えて、両面を焼く。

トルティーヤはもちもちした食感で、お好み焼きの生地に近いような感じかな。おかずをトルティーヤに挟んだり、トルティーヤをちぎってスープにつけたりして食べる。

ホームステイ先にはお母さんの他に息子さん娘さんたち、小さな孫たちが何人かいる。お母さんと娘さんが夕食作りをしてくれた。

家族の言葉はマヤ語なので、ガイドさんがいない時は身振り手振りで意思疎通。お母さんは物静かでシャイな感じだけれど、夕食後は私たちが船内で習ったベリーダンスを踊ってみせたら喜んでくれた。

翌朝一人早く起きてしまった私は、お母さんの朝ごはん作りをお手伝い。ひたすらトルティーヤをこねて焼いていたら、最後の方にはかなりうまくなってきた!


はじめて見た綿の実

家の裏庭には綿の実がなっていた。私たちが興味津々にながめていたら、お母さんが「綿から糸をつくるところを見せてあげるよ」と歩いて10分ほどの工房に連れて行ってくれた。


マヤ民族独特のカラフルな色使いの布製品

工房内にはカバンや洋服からアクセサリー、ポーチなどの小物まで、カラフルな布製品がたくさん。

お母さんは近所の女性たちと一緒にこの工房を作って、女性たちが働いて収入を得られるようにしているのだとか。

自分たちが使う為の自給自足のものづくりから、ビジネスとしてのものづくりへ、ここでも変化が起きているんだなぁ。

工房で作業をしていた女性は皆ニコニコして楽しそうに働いていた。機械でなく一からすべて手作りのマヤ民族の布製品。

昔からの伝統技能が今ビジネスとして女性たちの武器になっているんだなぁと嬉しくなった。


綿の実から糸をつむいでいくお母さん

そしてお母さんは綿の実から糸を取り出す作業。すり鉢みたいなものの上で棒を回して、そこに綿の実から引っ張った糸を巻きつけていく。

私たちも少しやらせてもらったものの、糸を均一に細く巻きつけていくのはかなり難しい!太くなってしまったりダマができてしまったり。熟練の必要な技なんだなぁと実感。

家に戻ってトルティーヤと卵スープのランチを食べて、お母さんたちとはお別れ。

持ってきた扇子と、メモ帳で折った折鶴をプレゼントしたらとても喜んでくれた。

あとでガイドさんに聞いたら、お母さんの家でホームステイの外国人を受け入れるのは、私たちでまだ2回目だったとのこと。だから私たちが楽しめているかな?と心配していたそうで。

でも私としては、確かに少しぎこちないところもあったけれど、お母さんの素朴な温かさに触れることができたし、マヤ民族の方々の今の姿を垣間見ることも出来て、とても素敵な時間だった。

貴重な経験をさせてくれたお母さんはじめ家族の皆、ガイドさん、そして仲間に入れてくれたCちゃん、Aさんに感謝。

語りつくせないくらい思い出ができた1泊2日でした。

<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>

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