インド洋上の海賊船対策

船内生活

船はインド洋をエジプトに向かって航海している。

アフリカ大陸にあるソマリアに近づくにつれて、海賊の被害に遭う可能性が高まるとのことで、船内は海賊対策モードに入った。

この海域を通る船はまとまって一つの集団になり、周囲を数隻の護衛艦に警護されて航行するそうだ。

夜に光が漏れてしまうと、海賊船のターゲットになる危険性がある為、全ての窓に覆いがされた。

「海賊対策」というと何だか凄いものを想像していたけれど、実際には黒いビニールシートや段ボールを張り付けるという、なかなか手作り感溢れた対策だった。

海賊対策の段ボール

海賊対策のシート

船内のレストランは照明を全部消して、ローソクの灯りだけで営業。

海賊用の避難訓練も行われた。
「ブラボータンゴ」という合言葉の船内放送が流れたら、全員すぐに自分の船室に戻る、という訓練だ。

不謹慎ながら「海賊」と聞くと、映画などのイメージで少々ワクワクしてしまうのは私だけではないはず……。

というわけで、夜になると船のデッキは完全に真っ暗になる。

そうすると、もうびっくりする位、空一面にもの凄い数の星!
本当に星が降ってきそうな位の迫力だった。

今回学んだこと、それは星が見えすぎると星座なんてわからない、ということだ。

実はせっかく船に乗るから星座でも勉強しようかと、いくつか星座の本を持って来たのだが、空一面が星なのでどれが星座なのかさっぱり見分けがつかなかった。

せっかくなので満天の星空を堪能しようと、数人でお酒とつまみを持ち寄って、真っ暗なデッキで酒盛り。

お互いの顔は見えないので、声だけで会話しつつ、星空を見ながら飲むお酒は格別でした。

<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>