今日は半日程度かけてスエズ運河を通行する。
船内は「リフレッシュデー」ということで、企画や講演会、カルチャースクールなどは全てお休み。
皆思い思いにのんびりと運河を眺めている。
いつもは立ち入り禁止の船の前方デッキも今日限定で解放され、船が狭い運河を進んでいる様子を体感することができた。
後方デッキには手作り感溢れる看板も。
普段は見渡す限りの水平線という景色なので、こんなに近くに陸地を眺めながら走行するなんて、かなり珍しいことなのだ。
陸地の建物や人もはっきり見え、スエズ運河沿いに暮らす人々の暮らしぶりを眺めることができる。
船の中は日本人だらけの見慣れた世界なのに、すぐ近くにエジプトという全く異国の暮らしがある。
なんとも不思議な気分だった。
スエズ運河にはムバラク平和橋という立派な橋が掛かっていて、別名をエジプト・日本友好橋という。
その名の通り、日本の無償資金協力によってできた橋で、橋の真ん中にはエジプトと日本の国旗が掲げられていた。
遠いエジプトの運河のど真ん中で日本の国旗をみるとは思わなかったなあ。
船がスエズ運河を通行している時には、運河庁の役人が船に同乗するらしいのだが、それと一緒に物売りの人も乗り込んできて、船内のオープンスペースで土産物を広げて売り始めた。
何でも毎回の恒例行事のようで、ピースボートの運営スタッフも黙認といった感じ。
実はピースボートの旅は寄港地で過ごす時間が短いので、ゆっくり土産物を物色できる時間も限られている。
そのためか、この物売りの人の店で買い物している人も多かった。
スエズ運河通行中にこのおじさんは結構儲かっただろうなあ。
この商魂のたくましさ、さすがアラブの商人だ。
<これは2012年8月~11月に世界一周をした際の旅行記になります>